田中 寛純の記事一覧( 4 )

4.規模が大きい場合や複数プロジェクトが並行するとき
基幹系システムを全て再構築するような場合は、プロジェクトの規模がとても大きくなります。 そのようなプロジェクトは、1つ1つのプロジェクト規模も大きくなり、複数ベンダーによるプロジェクトが並行して走ることにもなります。] プロジェクト規模が大きくなると、プロジェクトで起こった問題は品質や進捗に大きな影響を与えることになり...
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3.2「進め方で発注者が気を付けるポイント」
進め方を明確にする過程で発注者として気を付けるポイントとは、「(1)発注者が理解できる程度に進め方が詳細化されているか」「(2)進め方を考慮したスケジュールになっているか」の2点です。 また、プロジェクトの規模や難易度によっては「(3) 実際に試してみてどうか」という点もチェックします。 最後に、(1)~(3)まで確認...
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自治体ソリューション4月号が発刊されました。
みなさんは、お財布や車など、お気に入りの一品をお持ちですか? 品質を維持しながら末永く使い続けるには、程度の差こそあれ、「正しく使うこと」や「日々手入れをすること」が肝心です。 システムも同じです。 システムの品質を維持しながら使い続けるための活動は運用保守と呼ばれますが、せっかく立派に作りあげたシステムも、運用保守を...
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2.変化を許容する「進め方」による計画の立案
「進め方」は、プロジェクトで行われる作業について、「作業手順」「役割分担」「成果物」を細かいレベルで記述したものです。 詳細スケジュールと何が違うのかと思われるかもしれません。違いは「予測」あるいは「仮説」として、変化を許容するところです。 通常、スケジュールは当然守らなければならないものであり、その変更は本来あっては...
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1.「入れ子構造」プロジェクト管理は発想の転換が必要
札幌市が取り組んできた発注者主導での基幹システム再構築では、プロジェクト管理を受注者に任せきりにすることなく、発注者自身もしっかりとプロジェクト管理を行います。 この発注者のプロジェクト管理ですが、いくつものプロジェクトの経験を通じて「船長として大きな船を操るようなものだ・・・」というイメージを持つようになりました。 ...
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3.1「進め方はこのレベルまで詳細化する」
図4をみてわかるとおり、業務フローを初めとする成果物ができあがるまでには、作業の目的や内容の異なるたくさんの作業から成り立っていることがわかります。 このプロジェクトは、受託者に業務知見の高い作業者がいたことに加え、業務マニュアルやシステムの設計書といった資料が豊富に存在していました。 ここで紹介する進め方は、そのよう...
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4. 脳がショートするくらいまで考え抜く
ここまで、「原点に立ち戻る」ことの重要性と利点、そして、「言い切れない」を「言い切る」に変えるための方法について紹介してきました。 「原点に立ち戻る」には「システム企画の検討を自分事として捉えること」ことが重要だとお伝えしましたが、そのためには「脳がショートする」くらい必死で考え抜くことが必要です。 私たちがプロジェク...
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3.原点に立ち戻って「言い切る」に変える
3.1今やるべきだと言い切るために 今やるべきだと言い切るためには、原点に立ち戻って、「先送りすると、これだけの加重投資になりかねない」ということを、根拠をもって説明できるようにすることが重要です。 これによって自治体のシステム企画では必ずといっていいほど発生する検討の先送りを防ぐことができます。 稼働から一定期間経過...
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自治体ソリューション3月号が発刊されました。
3月は入学や転勤による「引っ越し」のシーズンですね。 システムにも同じように引っ越しがあります。 連載第7回は、システムの引っ越しである「システム移行」がテーマです。 短い期間でドタバタと行う実世界での引っ越しにはトラブルがつきもの。 システムの引っ越しにも、ざまざまなトラブルがつきまといます。 今回は、新システムを利...
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2.「 4つの言い切れない」がシステム企画を堂々巡りにする
堂々巡りになるシステム企画には4つの「言い切れない」が存在します。 それは、 (1)今やるべきかが言い切れない (2) 実現可能性を言い切れない (3) 本当に最善の方法なのか言い切れない (4) 議論を尽くしたと言い切れない です(図3)。 (1)今やるべきかが言い切れない 「待てばもっと安くなるのでは、もっと良い方...
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